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住環境事例

頚髄損傷者の一人暮らし(2/3) トイレ編

頚髄を損傷され地域で一人暮らしを迎える方の住環境整備となります。
当事務所において住まい探しから、住環境整備、福祉用具、助成金申請と
オンリーワンでの対応とさせて頂きました。

提供した住まいはバリアフリー物件で、駅近(4分)・医療施設(3分)・スーパー(3分)と
車椅子生活の一人暮らしとしては立地条件としては申し分ない物件です。

今回はその2/3でトイレ編となります。

通常のトイレ状況です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


このままの状態では座位バランスに支障がある、頚髄を損傷している対象者は
使用する事は出来ません。又、その上便器・便座の高さも車椅子の高さより
低くなってなっています。その点をどの様に使い易くするかがポイントとなります。

最終的にはこの様になります。
車椅子を移乗台の切り込みに付け、足を投げ出し身体全体を移乗します。
次に足を投げ出した状態にて便座に身体を向きを合わせます。
排泄に時間を要する脊髄損傷者にとって臀部に負担のない仕様にしています。

 

 

 

 

 

 

 

 

では、尿破棄のみの場合どうするのか。又車椅子本人以外が使用する場合はどうするのか。
大丈夫ですよ。対策は講じています。
上肢に支障がある頚髄損傷者でも問題無い様ように跳ね上げの移乗台を施しています。
尿破棄も問題無く可能であり、車椅子以外の方も使用可能となります。(実証済)

 

 

 

 

尿破棄後の尿瓶等洗浄水栓も勿論設置しています。

 

 

 

 


中々オブラートに包みがちな排泄問題。環境整える事で生活の自立は可能となります。

※全ての画像はクリックして拡大いただけます。

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