ごあいさつ GREETING 本人の自立と同時に同居するご家族の精神的・身体的負担軽減 疾病や怪我で車椅子を余儀なくされ、生活に戸惑う方が多くいらっしゃると思います。 私達夫婦もそうでした。受傷当時は福祉制度が確立していない中、住環境整備の不備を十分に経験し今に至っています。 (受傷経緯そして病院生活はこちらから) (受傷後ある人との出会いはこちらから) (私達夫婦の経験した失敗住環境整備はこちらから) 地域で過ごす車椅子使用者・及びその家族が何かしらの不自由を感じて生活している。との現状が発表されています。その原因の一つとして挙げられているのが、建築従事者によって教科書通り(マニュアル通り)に施工されているのが現状です。 中途に障害を負った方々、そしてその家族が地域で生活する上で、教科書通りに施工され、当事者の生の声が表に出ない・活用されない。それ故に、私達夫婦の様に住環境で苦労する方達が多くなってきている現状と。(当時よりは改善されてはいるものの) ◎突然の出来事で何を聞いて良いかわからない。 ◎本当に車椅子で生活出来るのだろうか。 ◎家の中はどの様に生活するのだろうか。 ◎家の中で家族はどの様に対応すればよいのだろうか。 等分からない事・不安な事だらけだ。と思います。 そこで、私達夫婦の経験を活かし、お伝えする事で、少しでも改善・軽減出来る様にと思い、2006年に車椅子・福祉対応専門の設計事務所を立ち上げた次第です。 まずは、依頼者のニーズ・現状を聞き、そのニーズを取り入れた設計内容を踏まえ、車椅子の私自身が使い易いプランをファーストプランとした住宅をまず提案させて頂きます。車椅子使用者の設計者自ら使い辛ければ、依頼者は勿論使い辛い事となりますよね。 その後何度も打合せを重ねて最終の設計プランが出来上がります。 快適な車椅子の住環境整備の目的は 「本人の自立と同時に同居するご家族の精神的・身体的負担軽減」と考えています。 地域で生活する上でスタート基盤となる住まい。誰の気兼ねなく安心・安全の住まいを笑顔で生活出来る環境を一緒に造って行きましょう。 栗林福祉建築事務所 代表 栗林 稔昌