住環境事例 (車椅子用段差解消機)
長年の入院生活を経て在宅へ戻られてくる車椅子対象者宅の住環境整備となります。
屋内への入室は費用的・建築的な事考えて、玄関からでは無く、
リビングの掃き出し窓から入退室の方法を取りました。
段差解消機が取付である現場を見て何時も思うのが、
段差を解消する福祉機器にも関わらず地盤面にそのまま設置する事で、
本体の厚み分(50mm~80mm)の段差が生じ、その段差を超える為の
短いスロープを設置してあり、苦労して段差解消機のテーブルの上に
昇降しているのが現状です。
車椅子段差解消機の厚み分の穴(ピット)を堀り、
解消機を埋め込みます。
そうする事でフラットになります。
さぁ。実際に検証してみましょう。
問題無く、フラットで車椅子段差解消機のテーブルまで
辿り着く事となります。
車椅子用段差解消機と掃き出し窓外に設置した
踊り場との間は20mm未満としましょう。
20mm以上だと車椅子のキャスターが脱輪等して転落する
危険性大になります。