住環境事例 和室からのフローリングへの変更 脳血管障害の車椅子使用者(屋外)のご家族から住環境整備の依頼を受け、 和室をフローリングへ変更する事とします。 現状は畳の状態です。 事前調査時床下に断熱材が充填されているか、確認します。 断熱材が充填されている事確認した上で工事に取り掛かります。 まず、6帖の畳を剥がしていきます。 全て剥がし終えた後、 次の作業に取り掛かります。 根太(※)を均等にひいて行きます。 (根太=床板を支える役目があります。) 床鳴り(※)を予防する為に、隙間を少し開けておきます。 (床鳴り=湿気や温度、材質によって床材・木材が収縮する事で発生する音です。「キュッ。キュッ。」等と言う音を発します。) 根太を敷き詰めた上に新規の合板を貼って行きます。 勿論、合板も床鳴り(※)防止の為に隙間をすこし開けます。 下地が出来上がった所で床材を貼って行きます。 床材はご家族の介助の事も視野に入れ、滑りにくい素材を採用しています。 新規合板に着ける接着剤を全面に塗ります。 使用する接着剤は「床用ウレタン接着剤」を使用します。 硬化しても耐振動に優れており、木材の伸縮による床鳴りの原因を予防出来る事となります。 「床用ウレタン接着剤」の上に床材を敷き詰め、位置を確定した後 フロアタッカー(釘)で打ち込み固定します。 最終仕上がりはこの様になります。 勿論、隣の部屋との段差はゼロです。 問題無く、依頼者が快適に生活が出来る事を願う次第です。 頚髄損傷者の浴室移乗台 オストメイト対象者の環境整備