頸髄損傷者の家 掃出し窓から出入りする家 二世帯でお住まいになる方で頸髄を損傷され、電動車椅子で生活をされます。 道路からの玄関前のアプローチまではスロープで整えます。 スロープは車椅子の回転スペースを十分に確保する事と脱輪防止策を講じた方がよいです。 車椅子回転スペースは基本は直径1500mmであれば十分ですが、必要最小限度のスペースを取り、後はスロープの始まりにした方が良いかと。 故に回転スペースは、使用する車椅子によって様々ですから、その都度確認した様が良いかと。 玄関とは別に、掃出し窓から入室する方法を取りました。 車椅子用段差解消機を設置し入室します。 ピットを掘る事で2方向から車椅子用段差解消機のテーブルに乗る事が出来ます。 車椅子用段差解消機と室内床を渡す自動開閉ブリッジです。 機種によって違いますが最長350mmの長さまで可能となります。 サッシの開口に合わせてブリッジの切れ込も可能です。 引き渡し前の設計者である当方の事前確認の様子です。① 引き渡し前の設計者である当方の事前確認の様子です。② 引き渡し前の設計者である当方の事前確認の様子です。③ 床暖房用として伝熱シートを敷きこんで行きます。 車椅子対応フローリングを敷き詰めます。 和室も同様に車椅子対応のフローリングを敷き詰めます。 高齢の母親と生活とする車椅子使用者の家 1人暮らしのマンション生活