福祉建築・バリアフリー住宅に於いての業者選定は我々車椅子使用者にとって
今後の生活を左右する重要な第一歩である。

「快適な住環境整備は本人の自立に繋がると共に同居する家族の負担軽減に繋がります」

その住宅改修で失敗するケースは多く聞かれます。

ではその現状は。

◎何処にお願いして良いか分からない為病院に依頼する。
◎近所の知り合いの大工にお願いする。
◎その他

では、今回その業者選定の基準についてお伝えしたいと思います。

結論から申し上げますと、まず大事な事は施工会社の
「改修施工事例の確認」を行う事である。

理由としては

①高名な建築家や教員等の勉強は大変参考になる事は多いものである。
しかし、実際の現場は個々であり、
又、障害は十人十色であると同時に車椅子も車椅子使用者も十人十色である。
が故に中々教科書通りには行かないからである。

②建築はデザインばかり注目され易い事であるが、福祉建築に於いては
デザインはさることながら大事な事は生活する車椅子使用者による
車椅子操作・動作による「機能」である。
デザインが良くても機能が悪ければ車椅子では使えないからである。

③新築住宅ならまだしも、住宅の改修であれば中々現場の状態が車椅子に
合わないケースも見受けられる場合が多い。
よって全ての建築士・建設事務所が対応出来るとは限らない状態である。

④高齢者対応住宅と障害者対応住宅は違う。

⑤①②③共に現場で積み重ねた経験が活かされて来る事となる。
この確認は施工会社の改修施工事例となる訳である。

改修施工事例を提示出来ない施工会社はなるべく避けるべきである。

以上地域で生活するにあたって失敗しない住宅で生活する為に
参考にして頂ければと思います。