脊髄損傷の車椅子建築士が伝える「バリアフリー住宅の実情」①
このサイトを閲覧頂いている方は「バリアフリー住宅」に関心のある方々と思われます。
皆さんは「バリアフリー住宅」と言われて、何を想像されるでしょうか。
多くの方々が住宅のバリアフリーとは◎段差を無くす ◎間口を広げる ◎手摺を付ける
と思っている事と思います。
そして「バリアフリー住宅」とは、その3つの項目全て整った住宅である。
と思っているのではないでしょうか。
「バリアフリー住宅です。見学に来てください。」と唄ってある新聞折込広告等をよく見かけます。
実際に現地に行って見ると、玄関に入る前に段差を発見して、
「あれっ。バリアフリー住宅ではないの?」と思い、諦めて帰ってしまった経験ないでしょうか。
若しくは、その段差を従業員に車椅子毎抱えられて展示住宅室内に誘導された経験はないでしょうか。
そして「このバリフリー住宅」は間違っているのでないのか?と思われるでしょう。
いえいえ。決して間違いではありません。基本的にはあっています。
では、どうして障害を負った車椅子使用者が住宅室内に入室出来ないのでしょうか。
そこで、このお知らせ欄に「バリアフリー住宅の実情」を
①外回り(玄関含) ②トイレ ③洗面所 ④浴室
と各住宅居室部位毎にシリーズ化してお話したいと思います。
是非、実際に体験された方は、振り返って思い出して見て下さい。