車椅子使用者が旅行を計画する時に一番頭を悩ます事。 それは車椅子で利用出来る部屋が完備されている部屋を  

探す事だと思います。唯一あったとしても、ちょっと高級、そして宿泊料が高い。                         

その為に計画を見送る若しくは旅行先を変更する等苦労した事がある方が多いと思います。

そんな方々に朗報です。

全国主要都市にホテルを展開し、尚の事宿泊料もリーズナブル。                                 

そのホテル名は「東横イン」                                                      

 以前色々と問題発言があって、社会を騒がせたホテルではありますが、それ以降企業姿勢を一新して、全ホテルの   

9割以上に車椅子使用者のみならず、全ての障がい者に対して、又、高齢者に対して                    

 優しい部屋(名称 ハートフルルームA ハートフルルームB)を設ける様になりました。

ここではその中の「ハートフルルームB(ツイン)」について、実際私が泊まった感じた事を情報として提供させて頂きます

まずは駐車場です。規格通りの駐車場幅3500mmの専用駐車場で一台は完備されています。                

白線の両脇にも充分なスペースが確保されていますから、ゆっくりと車からの乗り降り出来ます。

フロントでチェックインをして、緊急避難及び非常時を考慮して低層階に設けてあるハートフルルームに到着。

開戸を開けて室内へ。                                                          

部屋の配置は入口を真ん中にして、左右に独立した浴室・洗面&トイレ、奥の正面にデスク、両サイドにベットと言った  

内容です。                                                                 

部屋の中は様々な配慮が施されています。                                              

正面のデスクのトップは車椅子使用者にとって使い易い高さにしてあります。                          

従来のホテルだと冷蔵庫・金庫は床面に直接置いてあり、車椅子使用者にとっては扉の開閉動作がしんどい事    

 があります。ハートフルルームの冷蔵庫・金庫は嬉しい事に床面から少し高い位置に置いてあり、扉の開閉動作は    

とても楽でした。                                                              

その他非常用ボタン・各部屋の照明スイッチ・鏡・コンセントの各位置は車椅子から手の届く高さに設置していました。

    
     
    

さあ、次に浴室を覗いてみます。

引戸の扉を開け、浴室内に入ります。まったくのフラットの状態で入室できました。                      

 歩行可能な方の身体保持の為の手摺が浴室内側に取り付けてあります。                            

浴槽の高さに合わせた移動式洗い台の上に移乗し、入浴します。                                 

シャワーチェアーも完備されており、室内でのシャワー浴だけでも可能です。湯水を使う事で湯水が部屋に溢れ出ない  

ようは配慮として、浴室内側入口にはグレーチングによる排水を設けていました。                       

 浴室床は滑り防止を施したタイルを使用し、水はけはとてもよかったです。

    
     
    

 次に洗面&トイレに入りましょう。

入口扉は浴室同様引戸で車椅子でも楽に入る事が出来ます。                                  

洗面に於いては高さも車椅子使用者が正面から使用できる様になっています。                        

 鏡は縦長で車椅子使用者・立位の方双方が見やすくなっています。                             

  トイレに於いては壁側にL型手摺・反対側に跳ね上げ手摺が設置しています。                         

 便器・便座の高さは車椅子から移乗しやすい様に車椅子使用になっています。                         

 スペースは車椅子からの前面移乗・斜め移乗・側面移乗のいずれにも対応出来る広さが確保されており、         

介助を必要とする場合でも問題ないと思われます。

    
     
    

 今まで車椅子使用者が宿泊施設を利用する場合、色々な支障が生じていました。 例えば                  

◎ハンディキャップルームを予約しても、トイレに手摺が付いていない若しくは片側しか付いていない。               

 ◎便器・便座の高さが低い為車椅子からの移乗かしづらい。                                    

 ◎浴室・トイレが一体となっており、床が滑りやすい。                                       

 ◎洗面台が車椅子の高さにあっていなく、使用時に工夫が必要。                                

 ◎部屋の配置の事前確認作業が必要。                                                

◎等                                                                     

ハンディキャップルームの仕様が各宿泊施設毎によって異なった造りをしている為に我々車椅子利用者は何らかの  

 我慢を強いられて来たのではないでしょうか。                                            

 その点「東横イン」の「ハートフルルームB」は(*)身体障害者用ルーム区別を設けたホテル構造           

 で”実用新案登録”を登録取得しており、全てのホテルに於いて同じ造り若しくはそれに準ずる造りになっているので、  

 利用に於いては安心して利用出来るのではないでしょうか。

参考までに、食事は朝食のみで、1階ロビーにて、おにぎり・味噌汁・コーヒー・一品料理(各ホテルオリジナル)の    

サービスがあります。(因みにお代わり自由です)

備考 (*)自立支援法制定前での登録による名称

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栗林福祉建築事務所
栗林 稔昌
電話 049-235-8790
携帯 090-3078−3207
t-kuri911@pro.odn.ne.jp
http://8343kuribayashi.com/

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