脊髄損傷の車椅子建築士が提案する、頸髄損傷住宅・脊髄損傷住宅  
ご相談は 〒350-0023 埼玉県川越市並木815 並木ビル1F 電話 049−235−8790 まで    メールはこちらまで  
  トップ画面 事務所案内 業務概要 施工事例 アクセス サイトマップ  
 

 

 

 

 

 脊髄疾病で車椅子を使用する事になったオーナー様はご家族と同居をされます。

  

   

玄関の大理石はそのまま残しておきたいと言う希望もあり、

大理石全体を嵩上げし、特注の大理石スロープを施しました。

玄関は「車椅子=段差無し」と思われがちですが、

砂埃の部屋の中への流入を防ぐ為に

あえて段差を残しました。

 
 

大理石でのスロープは外で濡れた車椅子のタイヤで滑る事が、

あるので、スロープ部分は凹凸の目地加工を施しました。

 
 

上がり框の車椅子の段差越えは、キャスター(前輪)(*)上げをします。

角の部分を面取りする事で車椅子の昇降はとても楽になります。

(*)リハビリ病院で訓練をうけます。

 
 

トイレまでの生活動線はなるべく短い方が安心します。

その理由は合併症の影響が大きく関わってくるからです。

入口が狭いと車椅子は入れません。

よって寝室からも利用できる様にしました。

 
 

勿論、便器は車椅子対応(通常より5cm程高くなっています)で

長時間居る事があるので、縟瘡(床ずれ)予防の

除圧および姿勢保持には両側には手摺は必須です。
 
   

合併症に大きく関わる事として緊急洗い器が

あった方が良いと思います。

勿論、足が入る車椅子対応洗面台も必須です。

脊損は腹筋が利かない為洗面の水栓は吐水が自由に動く

シャワー水栓の方が便利です。

 
 

車椅子使用者は災害弱者でもある為、災害時はマンションEVも止まってしまいます。

勿論、非常用階段の使用は出来ませんよね。

ではどうしましょう?

室内に居ると救助隊からの発見が遅れる為バルコニーに出られる様にします。

バルコニーに居れば、在宅の有無が確認出来るのです。

 
 

室内の床の高さとバルコニーの床の高さを合せた所で

サッシの部分に段差が生じます。

 
 

渡し板を使用してバルコニーへ出る事が出来ます。

バルコニーからの避難は出来なくても、救助隊へのサインは出す事は可能です。